志賀草津道路へ行きました
志賀草津道路について
志賀草津道路は、長野県の渋温泉と群馬県の草津温泉を結ぶ国道292号線を通り、日本の国道でもっとも標高の高い地点を通る絶景ルートです。国道最高地点として有名な「渋峠」をピークに、長野県山ノ内町の渋温泉ならびに群馬県草津町の草津温泉を結ぶ、40kmくらいのルートとなっています。
バイクで走るにはやや短いですが、大自然をたっぷりと満喫できる、日本屈指のツーリングルートといえるでしょう。
春から秋にかけては多くのバイクや自転車で賑わいます。しかし、毎年11月から翌年4月までの間、国道292号志賀草津道路は通行止めになります。志賀草津道路は標高が高く、冬季には大量の積雪があるためです。標高が高く除雪作業も困難であるため、通行止めになるのは致し方ないでしょう。
草津温泉からスタート
草津温泉側からスタートして、標高がどんどん上がっていく感覚を楽しみました。
渋峠では雪の回廊を見ることができました。雪の回廊とは、冬に積もった雪を除雪した際にできる壁状の雪です。志賀草津道路は冬の間は閉鎖されていますが、春に入る4月下旬から5月上旬にツーリングへ行くと、雪の回廊を見ることができます。道路両脇には高さ7メートル以上の雪の壁ができていて、圧巻でした。
この時期は寒いもののツーリングに行きたいという方も多いはずなので、事前に交通情報を確認しておくのがいいかもしれません。
渋峠には展望台も設置されているので、せっかくだからと降りてみました。眺める富士山・北アルプス・浅間山などの壮麗な山々を眺めるだけでも実に爽快ですね。
志賀高原や万座毛などの景勝地やスキー場を見ながら走りつつ万座毛へ。万座毛は、志賀草津道路の入り口にある高原地帯で、火山活動によって形成された奇岩群が見られます。
渋温泉で休憩
今回のツーリングの最終目的は、渋温泉は長野県山ノ内町にある温泉地・渋温泉でした。
街並みや旅館には昔ながらの風情が残されています。このような時代を経験したことはあるのに、なぜだか非日常感を覚えるのは不思議ですね。きっと、現代とは違う時間が流れているように感じられるからでしょう。
あと、渋温泉といえばやはり金具屋ですね。『千と千尋の神隠し』のモデルなんじゃないかといわれているのもさもありなん、というレトロさ。
外湯は9カ所あって、時間が許すならばすべて回ってじっくり入りたいと思うほどでした。