素人ライダー山田~55歳からのバイクライフ

50代から大型バイクを楽しむ。

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世代が変わればバイクに対する価値観も変わる

時代が変わったなと感じます

子どもとバイクに関する話をしていて、「ああ、時代は良い方に変わったんだな」と感じる瞬間がありました。

私が若い頃、バイクは若者文化の一部であり、自由や非日常性を求める尖った若者たちが乗るものというイメージがありました。私自身も、そのようなイメージに左右されているきらいがあって、だからこそ大型バイクへのあこがれがあり、免許を取得するところまで来てしまったのです。

しかし、現代ではバイクは一般的な趣味として認知され、年齢や性別に関係なく多くの人が楽しんでいます。「所有」する楽しみから「体験」する楽しみにシフトしているといえるでしょう。いわゆる、モノ消費からコト消費の時代へシフトするというやつですね。バイクは主役という立ち位置ではなく、優秀な足として考える若者も増えてきているようです。

その証拠といいましょうか、バイクレンタルやシェアリングなどのサービスが若者を中心に人気を集めています。これは車でも同様ですね。私たちの世代では、腹を空かせてでも良い車ないしバイクを持つという所有欲に飢えていたものです。

自動車・バイクメーカーも、移動のニーズや多様化するライフスタイルに対応したモビリティのシステムを構築するため、新車を出すだけでなく、レンタル・シェアリング事業や電動化にも積極的であるようです。

安全重視はカッコ悪くない!という良い風潮

安全性に対する意識もだいぶん変わってきたなと感じます。現在はバイクではヘルメットの着用が義務付けられていますが、原付はヘルメットをしなくてもいい時代がありました。ヘルメットを着用せずにバイクで走行する人を街中で見ることも、あまり珍しくはなかったのです。真面目に振る舞うことや、安全に走るということが、なんだかかっこ悪いと受け取られる時代性もありました。

しかし、今ではほとんどの人がきちんとヘルメットをかぶり、スピードを出して車間をすり抜けようとしたり、バイクのエンジンをふかして走ったりする人々が、ずいぶんと減ったように感じらます。

子どもたちはバイク自体に興味はあるようですが、安全面についてはより慎重に考えているようでした。「どちらかといえば軽自動車がほしいな」とさえ言っていました。私自身も、バイクよりは軽自動車の方が本人や同乗者の安全は高いと感じますし、バイクに乗る際も安全に配慮しつつ楽しむことが大切だと考えています。

思春期を過ぎたとはいえ、まだ20歳そこそこの子どもの口から「安全運転をするべきだ」という言葉が出てきて、モビリティの時代は着実に良い方向に進んでいる…という予感を感じずにはいられない一日でした。

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