素人ライダー山田~55歳からのバイクライフ

50代から大型バイクを楽しむ。

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ビーナスラインへ行きました

定番のビーナスラインへ!

夏のツーリングといえば、やはり信州ではないでしょうか。中でも、長野県茅野市から美ヶ原高原までいたる全長88mもの道路、その名もビーナスライン。ライダーであれば、一生に一度は訪れたいと思っている道ではないかなと思います。日本のベストロードと呼んで差し支えない絶景スポットです。

そうであれば、ビーナスラインへ行くのは天気のいい日に限ります。時間には限りがありますし、ビーナスライン以外にも行きたい場所はごまんとあります。この1回が、私の愛車と共に行く最後のビーナスラインになるかもしれません。そう考えると妥協はできず、ツーリングの準備だけは整えて、あとは天候のコンディションを末ばかりでした。

天気に恵まれ、いざ出発!

いよいよ天候に恵まれたので、渋滞が起きないうちにと朝早くに家を出て諏訪インターチェンジを目指しました。途中には道の駅、遊歩道、展望エリアなどがあって、つい足を止めてしまうこともしばしば。おかげで、想定していた倍以上の時間をかけてビーナスラインを走ることになりましたが、これも嬉しい誤算です。

標高を上げていくとカーブも多くなります。スピードを出しても良かったのですが、青々とした草原を視界いっぱいにおさめているうちに、この景色をすぐ通り過ぎるのはもったいないと思って、早々にゆっくり走る方向に舵を切りました。

徒歩で美しの塔へ

バイクを駐車場に停めてから、美ヶ原高原のシンボルである「美しの塔」へ徒歩で向かいます。ビーナスラインの実質的なゴールといえるでしょう。

美しの塔は、鐘が吊るされた小さな塔です。記念撮影をするのに絶好のポジションですね。天気のいい日を見計らってビーナスラインへのツーリングを決めた甲斐があったというものです。

美ヶ原は濃霧が発生しやすく、遭難が相次いでいたそうです。遭難対策として、霧鐘を備えた避難塔という形で建築されました。

約6mと小さいですが、文学作品に関わる文を刻みつけた「文学碑」としては、日本最大の大きさであると言われています。

塔の南のほうには詩人・尾崎喜八氏の「美ガ原溶岩台地」が刻まれており、北のほうには松本の彫塑家・上條俊介がつくったレリーフがはめ込まれています。レリーフのモチーフは山本俊一翁。美ヶ原高原の開発者で、山本小屋を開き、美ヶ原の登山道を整備したという、まさに美ヶ原の「創設者」ですね。

太陽が照りつける中で緑豊かな草原や蓼科湖・女神湖の美しい景色は、日本にいることを一時忘れるような景色ばかりでした。ときどきバイカーと出会って、お互いに挨拶をする時間も充実したもので、ああバイクを楽しんでいるなあという充足感と共にツーリングを終えました。

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